1940s!-いくよおれたち!- 【R-15】証 忍者ブログ
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キスの日だったので突発的に
珍しく短いです
大したことありませんが念のためR-15で







そっと口づけたと思うと、噛みつくように歯を立てる。
真斗のそれは最早癖のようなもので、レンは少し眉をひそめてそれを眺めた。

「跡が残る」
「知らん」
「明日の仕事でここ出すんだけど」
「けしからんな」

そう言ってレンの主張になど耳を貸さず、再びそこに噛みつく。

「いい加減にしろよ聖川。オレがどういう路線で売ってるか知ってるでしょ?」
「うむ、知ってる」
「だったらやめてよ。困るのはオレなの」
「やめられないのだ。仕方なかろう」

真斗は全く悪びれもせず、貪るようなキスを続ける。
痛みなどはなく、やわやわと、甘噛みするような、それでいて激しく。

「聖川、」
「……」
「ひじりかわ、っ」
「……」
「……まさと…っ」
「どうした、レン」

レンの仄かに赤くなった顔を見て、真斗は意地悪く微笑んだ。

「…お前、ほんと性格悪いね」
「そうか?だが、こうするとお前もよいのだろう?」

真斗がそっと口づけた場所を撫でると、レンの身体が微かに震える。

「ここへのキスが好きなのはお前の方だろう」
「……っ、んなわけ」
「反応してるが、いいのか?」

レンの自身が布越しに存在を主張する。
熱と少しの硬さを伴っていた。

「お前のせいだ…」
「ふ、素直じゃないな」
「……痛くするなよ」

ああ、と短く返事をして、真斗はレンを抱えてシーツに身を沈めた。


誰の物にもならないと言いながら、お前は結局俺の束縛を受け入れてくれるのだ。
腰に残った赤い印が、何も言わずに物語っている。






(腰へのキスは束縛)

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