カミュとセシルちゃんの小話
セシルちゃん視点
ホモではありませんが、カミュセシでもセシカミュでもお好きにどうぞ

パレス組でホモは書けんと思いました
書けたとしてもエロは無理だと思いました
パレス組マジ良心



よろしければ追記からどうぞ

カミュと過ごす時間は、ワタシがこれまで過ごしてきたどんな時間とも違うのです。
祖国で過ごす時間とも、オトヤたちと過ごす時間とも、どこか違うのです。


ワタシたちはよく向かい合ってテーブルを囲みます。
隣り合って座ることを、自分たちからするようなことはあまり無いです。
カミュは自分のテリトリーにうるさい。
だから昔より仲良くなれた今でも、隣を許すことが少ないのです。
バラエティの収録で隣り合うことを定められたときは、流石に許してくれますが。
カミュはそういうところがすごくオトナ。


例えば休日のティータイムなど、ワタシとカミュは互いの真正面に向き合って座ります。
カミュはコーヒーを、ワタシはぬるめのホットミルクを好んでたしなみます。
カミュがコーヒーに砂糖を必要以上に入れる光景には、嫌でも慣れてしまいました。
ワタシがちまちまとホットミルクを味わうことに、口を出されることも少なくなりました。
よく真正面に向き合いながら過ごすことで、カミュのクセなどもだいぶわかってきました。

コーヒーを一口飲んでから、甘いお菓子を一口食べる。
そしてまたコーヒーを飲む。
それから本に目を移す。
本を読みながらコーヒーを飲む。
そうするとお菓子は食べなくなる。
だからワタシが物足りなそうにしてると、恵んでやる、なんて尊大な口ぶりで余った分をくれる。

会話が無い分、そういうところに目が向くようになってしまいました。


最初のころは、横柄な態度や威圧感に縮こまるように座っていましたが、こうして眺めるとカミュは案外面白かった。
そうするうちにどんどん慣れてしまって、カミュとのこの時間もキライではなくなった。
なんだか不思議と居心地の良さまで感じます。
遠く感じたカミュの背中も、少しは近くなったような、微妙なキョリカンです。
でも、そんなビミョウな感じが、ワタシは最近とても気に入っている。
ざりざりと不快に響く角砂糖の音も、意外とキライじゃない。


でもきっとそれをカミュに言うと、偉そうな顔で感謝を求められるので、ゼッタイに言いません。



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