1940s!-いくよおれたち!- 【R-18】逆転現象 忍者ブログ
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マサレンです
聖川女装してます
ぬるいですが性描写含みます

何故か神宮寺が目を合わせてくれない。
日頃特別仲がよいわけでもなく、むしろいがみあってるくらいなのだから、驚くべきことではないのかもしれない。
ただの不仲であるといえるが、一応これでも恋仲にあるのだ。馴れ合うことが少ないとはいえ、神宮寺からはいつも以上によそよそしさを感じた。

「どうした、何かあったのか」
「………」

俺が何か尋ねても無言のまま、顔も合わせてくれなかった。
常であれば、嫌みで返されてもおかしくはない。なのに、それすらない。なにか嫌なことでもしたのだろうか。ああ見えて奴は存外繊細だ。知らぬ間に傷つけて、機嫌を損ねているかもしれない。
その原因を探ろうと思ったものの、問いかけに答えようともせず、うまいことかわされて今に至る。気になる。気になって仕方がない。

「神宮寺」
「……」
「おい、俺の目を見ろ」
「……なんだよ」

ようやく応じたかと思うと、即座に視線が反れる。その反応に、なんだかむっときて、思わず襟首を掴んだ。

「っ…何するんだよ」
「俺は目を見ろと言ったんだ」
「うるさいな…なんだってわざわざお前の言うことを聞かなきゃならないんだ」
「黙れ。その程度、何故出来ない」
「………」

再び神宮寺は黙り込んだ。それが、己を益々苛立たせた。

「…俺が何か気に食わないことでもしたのか」
「……」
「おい、答えろ。」
「……似合ってて、やだ」
「は?」
「その格好、似合ってて、いやだ」

神宮寺は恥ずかしそうに赤面して俯いている。そういえば俺は、まだ女装したままであった。


◆◇◆


水球対決、というものがあった。
プール開きの時の恒例行事らしく、AクラスとSクラスの代表者が水球を以て対決する、というものである。
この度の勝負において、俺はAクラス代表として戦ったのだが、惜しくも負けてしまった。
敗者を待っていたのは、1日女装という罰ゲームであった。担任の月宮先生の尽力によって、クラス代表の一十木や四ノ宮、そして俺は見事、女装をさせられてしまったのである。
何故かこれをSクラスの面々に披露することになってしまい、俺は、神宮寺による揶揄を覚悟した。しかし、奴の声は聞こえてこない。
ふと目をやると、神宮寺は何故だか悔しそうな顔をしていた。何か呟いていた気もするが、よく聞こえなかった。
他の面々があれこれ女装に対して述べているのに対し、神宮寺は特には何も言わず、即座に教室を後にした。
しばらくして部屋に戻っても、いつも以上につんけんとした反応をされる。そして目を合わせてくれない。
何故こいつはこれほど不機嫌なのか考えていたのだが、まさか、こんな理由だったとは。

「つまりお前は、俺の女装姿を気に入ったのだな?」
「…うるさい」
「なら何故顔を赤くしたままなんだ?俺のこの姿が、好みだったんだろう?」
「………」
「照れなくてもいいんだぞ、可愛いやつめ」

神宮寺は、珍しいほどにしおらしかった。頬の紅潮が耳まで広がっている。
意外と羞じらいを見せる神宮寺ではあるが、今日はいつも以上に羞じらっているようだった。
可愛い。一旦そう思うと、理性の崩壊は止まらない。

「ちょ、聖川…っん」

神宮寺を床に押し倒すと、強引に唇を奪う。粘着質なリップ音をわざと響くように鳴らし、口内を侵食する。

「っいきなりなにを」
「もう我慢出来んのだ。お前が可愛いのが悪いんだぞ」

突然の事態に、神宮寺の目は潤んでいた。こういうことに小慣れているようでいて、不慣れな俺よりもウブなところがある。一度沸き上がった性欲は、留まるどころか膨れ上がった。
それを象徴するかのように、股間が熱と硬さを帯びる。それをわざと神宮寺の股間に擦り付けてやると、ひっ、と情けない声が漏れた。

「聖川…っ」
「暫くやっていなかったからな、手加減はしてやれそうにない。それでもいいだろうか」

神宮寺はきゅっと唇を噛み締めると、腕を俺の首の後ろに回した。それを肯定の合図と受け取り、俺はおもむろに神宮寺のズボンを下げた。


◆◇◆


己の指が、神宮寺の中に侵入していく。前回から日が経っているために、中々奥まで入っていかない。それでも指を3本まで増やすに至った。

「んっ…んんっ…!」
「苦しいのか?」

神宮寺は目をぎゅっと瞑って、アナルから侵入してくる異物を必死に堪えていた。その甲斐あってか、当初よりもそこは大分ほぐれている。

「いつもながら、すごい締め付けだな」
「んっ……はぁ、っ、…あぅっ!」

指が前立腺に触れると、神宮寺は堪えきれずに声をあげた。恥ずかしそうにまた口をつぐむも、奴のぺニスからは、カウパーがだらだらと溢れてくる。集中的にそこを責め立てると、きつく結ばれていた唇が綻び、情けない声が漏れる。

「ふぇっ…ん、んんっ…んぁっ」
「気持ちいいのだろう?」
「そこばっか…やっ……んっ、あぁんっ!」

執拗な責めに耐えきれず、神宮寺は射精した。精液が奴の腹を汚す。にも関わらず、ぺニスはまだ完全には萎えきっていなかった。前立腺からの刺激で、反応を続けている。

「はぁっ、あっ、も、だめ…!」
「一人で2度もイくんじゃない」
「あっ!やだ!ひじりかわぁっ…!」

俺は神宮寺のぺニスの先っぽを強めに握った。同時にいれていた指を引き抜く。広がった入り口から、赤くぬらぬらとした肉壁が見える。ひくひくと収縮を繰り返しては、更なる刺激を求めているようであった。

「っ、はやくしろっ…!」
「わかっている」

下手な焦らしなどせずに、俺はスカートの裾をたくしあげ、自分のぺニスの先端を奴のアナルにあてがった。ひくついていた入り口が、膨れ上がった亀頭を呑み込む。

「あーっ!あっ、あぁっ!」
「くっ…やはり、きついな」

ある程度慣らしたはずのそこは、俺のぺニスを目一杯締め付ける。神宮寺は圧倒的な質量に、瞑った目から涙を溢していた。奥に突き進めるにつれて、首の後ろに回された両腕が、一層強く体を抱き締める。

「ひじり、かわっ!む、むりぃっ!むりっ!」
「もう少しだ、耐えてくれ」
「ふぁっ、あぁっん、っ、く…」
「あと少し………ふぅっ」
「あ…っ!…っはぁ、はぁ」

ぺニスが全て入りきると、神宮寺は苦しそうに口を開けた。散々喘ぐわけでもなく、荒い呼吸を繰り返している。きつく抱き締めていた腕が、少し緩められる。

「よく耐えたな」
「んっ、…はっ、はぁっ…」
「神宮寺…」
「ん…んんっ、はふっ…」

開かれた口を密閉するように塞ぐ。舌で口内を荒らすと、僅かな隙間から吐息が漏れた。口を離して一呼吸置き、これまで神宮寺のぺニスを握っていた手を離すと、俺は腰を前後させ始めた。

「あっ、あぁっ、あっ…」

律動に合わせて神宮寺が声を出す。いつの間にか、再び腕には力が籠っていた。前立腺を探りあて、そこをぺニスの先端で突くと、甲高い声があがる。ぺニスへの締め付けも強くなる。

「…っ、きつ、」
「ひじ、りかわ、っ…!ひじりかわぁ…っ!」
「神宮寺っ、出すぞ…!」

既に限界だったのか、神宮寺はすぐに射精した。俺もその後を追うように中にいれたまま射精した。


◆◇◆


「……」
「…悪かった。俺も調子に乗りすぎた」

神宮寺の機嫌は、余計に悪化してしまった。あのあと、久々だったということもあり、性欲を抑制出来ずに何度も行為を繰り返してしまった。かなり無理矢理行ったためか、神宮寺は起き上がるのも億劫なほど疲れきってしまっていた。

「なにぶん久々だったからな…我慢出来なかったのだ」
「…ばかじゃないの」

声が掠れてしまっている。無理もない。悲鳴に近い喘ぎ声で、喉を酷使した結果である。最も、その原因は俺にあるのだが。

「…いつまでその格好してんの」

拗ねたように神宮寺が言う。そういえば、まだ女装したままだ。風呂を浴びる時に着替えようと思って、着替えていない。

「ウィッグくらい外したらどうだい。暑苦しい」
「む、それもそうだな」

言われた通り、長髪のそれを外すと、ネットをつけたままの頭部から湿気が放出される。さほど気にもしてはいなかったが、かなり頭が軽くなった。

「これでいいだろうか」
「……」
「いい加減、機嫌を直してくれないか?」

神宮寺はそんな要望も無視して、そっぽを向いたままである。全くもって、素直じゃない。

「……時に、女装した俺はどうだった」
「は?」

神宮寺は呆然とした目でこちらを見た。そこには普段の悠然とした男いない。そいつは再び顔を紅潮させて、何も喋れないでいる。

「一十木も四ノ宮も、同室の相手から何かしらコメントを貰っていたからな…それがなくて少々寂しいのだ」
「そ…そのくらいどうでもいいだろ…」
「よくない。お前がどう思ったか、ちゃんと知りたいんだ」
「っ…」

俺が目を覗きこむようにすると、ますます顔を赤くする。饒舌な方であるはずであるのに、何か言うのを躊躇っているようである。

「……綺麗だと、」
「ん?」
「綺麗だと…思ったよ……俺は、その……好きだった」

神宮寺はそこまで言うと、また黙りこんでしまった。その姿が、たまらなく愛しく感じられた。

「…そうか。俺は嬉しいぞ、レン」

そう言って、身体をぎゅっと抱き寄せると、神宮寺は大人しく腕の中に収まった。心なしか、少し嬉しそうである。
なんとか、今回の不仲は解決出来たようだ。


「…で、好みの女に組み敷かれるのはどうだった」


この一言を、言うまでは。
 



ぶっちゃけ最後の一言を聖川に言わせたかっただけなんだ

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